糖質や低糖質食品は世の中でどのように映っているのか? 低糖質食品に関するアンケートの結果は…?
低糖質生活を意識する人が増えてきた
私たちのサイト「低糖質生活」は、基本的に、低糖質生活をしている人~糖尿病だったり、その予備軍だったり、糖質制限をしている方~をメインターゲットとし、その方々を中心にご覧いただいているサイトです。
逆にいうと、糖質制限などを必要としていない方、関心がない方からは、見ていただくことが極めて少ないサイトと言えます。
しかし、最近では、糖質を過剰に摂る食生活はあまり良くないというニュースを多く目にする機会が増えたせいか、軽い糖質制限をしたり、血糖値を急激に上げる食べ物を食べ過ぎないようにするといった、健康に配慮した食生活をする人が増えてきました。
これに伴い、現在は健康体だけど、将来のことを踏まえ、低糖質生活を始めてみたという方々から、“低糖質生活を見始めたよ”というお言葉をいただくようになり、とても嬉しく思っております。
さて、このような状況の中、世の中で、実際に糖質を意識している人はどのくらいいるのだろうか?無関心な人の割合はどのくらいだろうか?と思っていたところ、興味深いデータを見つけました。
下記の調査結果は、日頃から低糖質生活に勤しんでいる人にとって、何かしらの影響を与えるものではありませんが、面白いデータを示しておりましたので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
低糖質食品に関するインターネット調査結果
こちらのデータは、リサーチ会社のマイボイスコム株式会社によるインターネット調査結果。
2020年9月1日~5日に低糖質食品に関する調査を実施、なんと10,038件もの回答を集めた結果となります。
サンプル数の多さから、極めて精度の高い回答であると言えるのではないでしょうか。
それでは、詳しく見てみましょう。
糖質を気にする度合
普段の食生活で糖質を気にしている人は4割、気にしていない人は4割強。これを見る限り、ほぼ半数ずつといったところ。
2016年の国民健康栄養データによると、日本人の糖尿病が疑われる成人の推計(罹患者含む)が約1000万人、糖尿病予備軍が同じく1000万人。この時期の日本の人口がおおよそ1億2700万人ということを考えると、約16%の人が糖尿病関係ということになります。
それ以外の病気や糖質制限をしている人の割合を加味したとしても、2020年現在、全体の4割が糖質を気にしているというのは、かなり高い数値であると言えます。
このようなことからも、健康体に人の中にも、糖質に関して非常に関心が高く、低糖質生活(緩いものも含む)を実行している人が多いと言えると思われます。
なお、こちらのデータにはありませんが、女性50~70代では糖質を気にする割合がやや高く、気にしていない4割の中では、男性10、20代が他の層より高い傾向があるとのこと。確かに、育ち盛りの男性で気にする人は少ないかもしれませんね。
糖質制限の実施状況
食生活において、糖質制限している人は11.8%。
「糖質制限していたことがあるが、今は行っていない」は10.9%で、全体の2割の人が実践経験あり(継続含む)となっています。
しかし、糖質を意識している人が増えてきていることや、街中でも気軽に低糖質食品を買うことができるようになったことから、この数値はまだまだ伸びるような気がしています。
低糖質商品の購入意向
低糖質商品の購入意向者は4割弱。
こちらのデータにはありませんが、糖質制限している層では8割弱が購入希望をしているとのこと。最初から低糖質に仕上げてくれている製品を買わない理由などないかもしれませんね。
また、意外にも糖質制限をしたことがない層で、3割弱も意向者がいる見たい。まさに、健康志向の人が増えた証と言えるかもしれません。
なお、非購入意向者は2割強。これってかなり少ない数値に思えませんか?
その他、グラフの資料はありませんでしたが、気になる情報をピックアップ。
糖質の摂取に関する意識・行動
糖質の摂取に関して意識して行っていることは(複数回答)、「糖質の多い食品・飲料を控える」が30.8%、「低糖質であることが表示されている商品を摂取する」が17.3%、「栄養成分表示などを見て、糖質が少ない商品を摂取する」が10.2%となっています。
1位 | 30.8% | 糖質の多い食品・飲料を控える |
2位 | 17.3% | 低糖質であることが表示されている商品を摂取する |
3位 | 10.2% | 栄養成分表示などを見て、糖質が少ない商品を摂取する |
これこそ、まさに日々我々が実践している“低糖質生活あるある”ですね(笑)
糖質を意識して飲食する理由
糖質を意識して飲食する人に理由を聞いたところ(複数回答)、「生活習慣病、メタボの予防」が56.6%、「体型・体重が気になる」が41.5%、「ダイエット」「健康によさそう」「血糖値の改善」「糖尿病などの病気の改善」が各20%台となっているとのこと。
1位 | 56.6% | 生活習慣病、メタボの予防 |
2位 | 41.5% | 体型・体重が気になる |
3位以降 | 各20%台 | 「ダイエット」「健康によさそう」「血糖値の改善」「糖尿病などの病気の改善」 |
生活習慣病から糖尿病になった人には、罹患前に意識したかったと思う人も多いのでは。
直近1年間に購入した低糖質商品
直近1年間に購入した低糖質の商品がある人は6割強。
購入した商品は(複数回答)、食品では「ヨーグルト」「パン類」が各10%台。
飲料では「ビール類」「飲料※お酒以外」が各10%台。
糖質制限している層では、「ヨーグルト」「パン類」「ビール類」が3割前後となっています。
ヨーグルトは、無糖のことでしょうか?もしくは、低脂肪、脂肪0の勘違いな気もしますが…。
パン類では、最近、低糖質のパン屋さんや低糖質パンも出てきてますからね。
参考資料
ここでいうビールは、糖質0ビールのことでしょうね。
これらの結果は、こちらでご覧いただけます。気になる方はぜひチェックをしてくださいね。
低糖質食品に関するアンケート調査
<第2回>(2020/9)https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=26603
<第1回>(2017/10)https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=23105