- 砂糖や糖分に関する調査
- 甘いものの嗜好度
- 自宅で使う砂糖・甘味料
- 砂糖・糖分に関する考え方
- 砂糖・糖分の摂取量・頻度について、気をつけていること
- 糖分控えめの商品を選ぶことが多いもの
- 砂糖・糖分摂取量の変化
- 砂糖・糖分摂取量が増えた理由、減った理由(全4,532件)
- まとめ
砂糖や糖分に関する調査
低糖質生活をしている人が一番気にしているものと言ったら、砂糖や糖分ですよね。
では世間一般では実際のところ、どのくらいの人たちが砂糖や糖分について気にしているのか?
そんな疑問に対し、伊藤忠グループのマイボイスコムが第4回目の「砂糖や糖分」に関するインターネット調査を敢行。
2021年8月1日~5日に実施し、実に10,230件の回答を集めたとのこと。
どのような調査結果が出たかについてお知らせいたします。
甘いものの嗜好度
「好き」と「やや好き」を合わせると、甘いものが好きな人は実に8割強もいました。
逆にいうと、1割強は好きではないということなので、これは意外な結果かもしれませんね。
自宅で使う砂糖・甘味料
自宅で使う砂糖・甘味料は(複数回答)、「上白糖」が54.9%、「ハチミツ」「三温糖」「グラニュー糖」が2~3割という結果に。
グラフはありませんが、「三温糖」「ハチミツ」は、女性高年代層で比率が高くなっていおり、さらに「きび砂糖」「てんさい糖」も女性で高い傾向があるとのこと。
なお低糖質生活をしている人で使っている人が多いとされる人工甘味料は、わずか全体の5.9%。かなり少ないことがわかります。低糖質生活をしている人以外はあまり使っていないのかもしれませんね。
砂糖・糖分に関する考え方
砂糖・糖分に関する考え方は(複数回答)、「糖分をとりすぎると生活習慣病になりやすい」「糖分をとりすぎると太る」が各6割強。
「糖分は脳の働きに必要」「糖分をとりすぎると虫歯になりやすい」「糖分は疲労回復に役立つ」が4~5割とのこと。
また、「糖分をとりすぎると生活習慣病になりやすい」「糖分は疲労回復に役立つ」は高年代層、「糖分をとりすぎると虫歯になりやすい」は女性若年層で比率が高くなっているようです。
低糖質生活をしている人ではなくとも、概ね砂糖・糖分の摂り過ぎによる弊害については認識しているようですね。
砂糖・糖分の摂取量・頻度について、気をつけていること
砂糖・糖分の摂取量・頻度について気をつけている人は約55%。
気をつけていることは(複数回答)、「糖分控えめ、微糖、低糖、無糖などの商品を選ぶ」が42.1%、「砂糖・糖分が多い食べ物・飲み物を控える」「料理や飲み物に入れる砂糖・糖分の量を控える」が各20%台となっています。
このような意見を見る限り、ここ数年で低糖質製品が一気に店頭に置かれるようになった理由が見て取れますね。
糖分控えめの商品を選ぶことが多いもの
糖分控えめ商品利用者に、糖分控えめを選ぶことが多い商品を聞きました(複数回答)。
食べ物では「ヨーグルト」が33.8%、「チョコレート類」が21.3%。
飲み物では「コーヒー飲料」が59.4%、「炭酸飲料」「紅茶飲料」が各20%台に。
過去調査と比べて、「チョコレート類」が増加傾向。「ヨーグルト」は、女性50~60代で高くなっています。
砂糖・糖分摂取量の変化
ここ5年間で砂糖・糖分の摂取量が増えた人は1割強、女性若年層で高い傾向があるようです。減った人は2割弱、「変わらない」は68.4%となっています。
砂糖・糖分摂取量が増えた理由、減った理由(全4,532件)
増えた人の声
- コロナ禍で仕事のストレスが多くなり、ついつい甘いものを食べるようになった。(男性57歳)
- テレワークするようになって家でお菓子を食べる機会が増えた。出歩く習慣がかなり減ったので、恐らくカロリーも減っていないと思われる。(女性28歳)
- ステイホームによって、自宅で手作りのおやつや市販のおやつを食べる機会が増えたから。(女性45歳)
減った人の声
- お菓子は好きだがめったに食べなくなった。月一回程度急に食べたくなって食べるくらい。コンビニに通わなくなったのが大きいかもしれません。(男性48歳)
- 糖質の多い食事習慣は肌などの老化を早めたり、脂質以上に太りやすくなるというのを知り、それらを予防したかったから。(女性37歳)
- 夫が糖質制限ダイエットをしているので、付き合って自然と。(女性46歳)
変わらない
- 甘いものが好き。控えたいが我慢しすぎるとつらいので適度にとっている。(女性43歳)
- 糖質はいろんなものに含まれているので、砂糖を使った料理は量、種類にこだわります。お菓子は食べるときは楽しくがモットーなので、量を控え、おいしいものをいただきます。(女性59歳)
まとめ
低糖質生活をしていると、砂糖・糖分をなるべく控えるという視点でしか生活をしなくなりますが、こうして世間一般の人たちの意見を見てみると、意外な発見がありますよね。
砂糖や糖分摂取量が変わらない人たちが圧倒的に多かったり、思いのほか上白糖の摂取量が多いことなどに少々驚きましたが、こういうアンケートを見るときや答える機会には今一度健康を振り返る必要があるかもしれませんね。